完全失踪日記

Escape from another.

2020-01-01から1年間の記事一覧

豊かな日本が終わる話

日本は豊かになっていた。 卒業旅行でヨーロッパ。 春休みにナイル川クルーズ。 海外は自粛したが、代わりに沖縄旅行。 皆、遊ぶ。遊ぶ。 30年前、私の学生時代には考えられない水準だ。 長期の自粛などできはしない。 しかし、遊んだ後は、後片づけが必要だ…

平凡な選択。国民健康保険に加入した話

国民健康保険(国保)の加入手続きを行った。 退職一年目は、任意継続保険(任継)へ加入していた。 その理由は保険料金である。 保険料金は、国保、任継とも前年度の収入により決定される。 退職一年目に、国保に入った場合、任継と比べ20万円くらい高い。 …

仕事を辞めといて良かった? 退職して一年が経った話

退職して1年が過ぎた。 まさか、こんな不自由になるとは思ってもみなかった。 仮に、まだ働いていたら、仕方なく満員電車で通勤していただろう。 心が正常でいられたか自信がない。 疲れ果て、感染して死んでいたかもしれない。 そう考えると、辞めておいて…

100均の商品が少なくなっている話

3日ぶりに買い物に出かけた。 もう平和な日常ではない。 マスクを自作するため、材料を100均店に買いに行った。 買ったのは、 ①キッチンペーパー(厚地) ②不織布 ③ゴム紐 ④ワイヤー入りビニールひも ⑤ソーイングセット 必要なものは揃ったが、店内には空の…

がんばれ日本。 来るものが来た話

明日夕方、緊急事態宣言だろう。 来るべきものがは来るのだ。 政府は、大した準備もしていない。 医療崩壊は確実。 多くの、人が死ぬのだ。 私も例外ではない。 死ぬかもしれないと思い、日々を過ごす。 もう少し生きたかったが、運命には逆らえない。

命を賭けたギャンブル。もう感染から逃げられない話

新型コロナに対する日本の戦略が明らかだ。 それは、ゆっくりと感染拡大させ集団免疫を獲得させること、である。 感染拡大を止めるつもりはない。 このウイルスの特徴を見極めた上で、決めたことだ。 イギリス、アメリカ、も同じ戦略をとっている。 ただ、大…

東京の奇跡が終わった話

東京では感染爆発が起きている。 自粛ではもう制御不能だ。 来年度予算も成立したし、早く首都封鎖を決断してほしい。 街を歩くと、たくさんの高齢者を見かかる。 やっとこさ歩いている人も多い。 このままでは、新型コロナで皆死ぬんだろうな、と思う。 そ…

緊急事態宣言の発令タイミングの話

首都圏に緊急事態宣言が出される。 それは何時か? 日本政府にとって重要な二つの節目がある。 ①オリンピックの延長決定 ②日銀の決算 ①は決定済み。 決定を待つかのように、昨日の都知事の外出自粛要請が出された。 緊急事態宣言への外堀を埋めた形だ。 ②は…

都知事・小池百合子の政治生命が終わる話

志村けんがコロナ感染した。 有名人が感染したということは、 東京では相当感染が拡大していると考えるべきだ。 政府は、緩やかに感染拡大させる方法をとっている。 だから、感染者が増えるのは想定内だ。 これは、死者が増えていくことをも想定している、こ…

感染爆発の前にこそ。美の爆発を観た話

岡本太郎美術館に行った。 岡本太郎現代芸術賞が展示されていた。 芸術が全力で爆走していた。 人のもつ底力の凄さを感じた。 美の力は偉大だ。 なんとか、なる。

このままでは首都圏が封鎖される話

何故か、日本は楽観ムードだ。 皆、新型コロナを甘く考えている。 否、もしかしたら、達観しているのかもしれない。 「年寄りと病気持ちが死ぬだけでしょう、私たちは大丈夫」と。 だとしたら、人々が選んだ道だから進んでみるしかない。 この道は、意外に険…

最大多数の最大幸福の話

全ての人が幸せになることは不可能だ。 全ての人が不幸になることは可能だ。 だから、できるだけ多くの人が幸せになれる社会が望ましい。 これが、最大多数の最大幸福の考え方だ。 新型コロナの感染拡大で、日本でも医療崩壊は起こるだろう。 政府も覚悟して…

新型コロナ最悪のシナリオ。 日本政府が知事を操っている話

日本政府は、最悪のシナリオに備えようとしてる。 最悪の内容を表に出すとパニックになるので公表はしない。 最も危険なのは首都圏である。 首都圏防衛のため、道府県知事を使ってシュミレーションしている。 いきなり、首都圏で実施するのはリスクが高すぎ…

追いつめられる中国の話

新型コロナへの対応が分かれた。 中国は徹底した蔓延防止策を採り、上手くいったようだ。 一方、欧米と日本は緩やかに蔓延させることを選択した。 (そうするしかなかったので、受動的選択だ) この選択は、短期的に弱者(高齢者、医療弱者)を切り捨てるこ…

奇跡は起こすもの。 医療崩壊に備える話

日本は、感染拡大がギリギリで持ちこたえている。 薄氷を踏む思いとは、このことだ。 コロナは、通勤電車がクラスターにならなかった。 (最も、感染者の隣で飛沫を浴びてしまえば感染するだろうが) このことが大都市圏でとても大きな意味を持った。 幸運だ…

最後の砦が陥落? 図書館が休業した話。

市立図書館が休業することが決まった。 暫くは、本が自由に読めなくなる。 これは辛い。 本、映画、演劇、美術館、博物館など全滅である。 当面は、近所でじっとしているしかない。

これは子供たちの逆襲である話

公園が子供たちで溢れている。 学校が休みだからである。 皆、楽しそうだ。 自分たちが感染しても発病しないことが分かっているからだ。 このままだと、感染拡大が子供と若者の責任になる。 若者の間で感染が拡大、子供は死なないが、年寄りと半病人が死ぬ。…

ダイプリは貴重な事例。 新型肺炎の市中感染者数を推測する話

新型肺炎の蔓延が拡大中である。 国内でどのくらい感染者数がいるのか? 推測してみる。 致死率(致死率=死亡者数÷感染者数)から逆算する方法が最も簡単だ。 死亡者数と致死率が判れば、感染者数が推測できる。 では、致死率は何を基準にするか? 中国の事…

グラフは、まやかし。 ピークは下がっても感染者数は変わらない話

新型コロナの流行ピークが下がると何が起こるか? ①流行のピークが後ろ倒しになる。 ②総患者数は同じ。 政府が示したグラフはまやかし、である。 本当は、二つのグラフの面積は同じになる。 流行を後ろ倒しにしても、総患者数が変わるわけではない。 だが、…

野生動物はつらいよ。食料備蓄に走った一日の話

ウイルス拡散に備え、今やっていること。 ①良く寝る 最後は体力勝負。 よく眠って、体力を温存すること。 堂々とだらだらできる気分だ。 ②食料の備蓄 我家の冷蔵庫は小さいし、冷凍庫がない。 常温保存できる保存食を購入した。 買ったのは、パスタ、餅、レ…

独りは最弱で最強。 点として生きる話

もし、今も働いていたなら。 毎日、仕方なく満員電車に乗っていたことだろう。 熱が出たら、仕事を休んだだろうか? 人間は群で生きることを選び、地上で勝ち残った。 群れにも弱点があって、感染症はその一つだ。 群れの全員が壊滅する可能性がある。 日本…

世界中の皆で頑張ったけれどダメでした。日本が失うものの話

新型コロナの感染拡大が露呈している。 もう誰にもウイルス拡散は止められない。 日本政府は決断を迫られる。 しかし、政府に何ができる? せいぜい、イベントなど、多くの人が集まるのは中止するくらいか。 移動制限は有効だが、長期間は困難だ。 政府は無…

こんな時だから決断。タイ旅行を予約した話

タイ旅行の航空券を予約した。 こんな時だから安い。 出発は9月、期間は2週間にした。 その頃には、新型コロナも収まっているだろう。 日本人だけに偏見が残っている可能性はある。 だが、タイは優しい。 全てを受け入れてくれる。 それが、タイの魅力だ。…

報道されていないウイルスの話。

新型肺炎の感染者数が増えている。 検査するほど感染者数は増える。 当然の帰結である。 そして、ゆっくりと世界中に広まっていく。 誰も止められない。 だが、心配は不要だ。 インフルエンザの方が余程怖い。 致死率を比較しても明らかだ。 風邪の原因ウイ…

日本脱出も選択肢。 新型肺炎について考えた話。

日本の新型肺炎感染拡大に出口が見えない。 まだ、入口なのだ。 既に、ウイルスは市中に蔓延している。 それは、日本政府も折り込み済みだ。 後は、どの程度重症者が出てくるのかが、問題だ。 国内で重症患者を受け入れられる施設は限られる。 せいぜい数千…

演劇表現の極致。「東京ノート・インターナショナルバージョン」を観た話

計算しつくされた会話群で構成された演劇。 会話には、七か国語が入り乱れる。 それが、この演劇の次元を一つ高くしている。 脳が混乱し、何かが覚醒するような予兆。 此処に、言語の壁を乗り越える術があるかもしれない。 演劇でしかできない表現手法だろう…

春うららら。サイクリングへ行った話

春のような日。 自転車をこぐと飛行場へ着いた。 私は、此処へ来たかったのかもしれない。 人は欲することを欲することができない。 日差しを浴びながら飛行機の離着陸を眺める。 騒がしいが、心は穏やかである。 世界が崩壊していく。 私は、それを眺めるこ…

確定申告は、e-Taxにするか? カードリーダーを買った話

来週から確定申告の受付が始まる。 紙で提出するか?e-Taxで提出するか? 悩ましい。 e-Taxのメリットは、大きく二つ。 ①提出の手間が省ける ②添付する書類(控除のための証明書など)が省略できる 添付書類を省略できるのは有り難い。 必要な書類はそろって…

私は非社(非社会的存在)である。確定申告について考えた話

まもなく確定申告が始まる。 無職にとって重要なミッションだ。 来年度の、住民税、国民健康保険料、国民年金保険料に関わってくる。 会社員だった頃は、確定申告は会社でやってくれていた。 自動的に所得税、住民税、社会保険料(厚生年金、健康保険)が差…

芥川賞。古川真人「背高泡立草」を読んだ話

難しい言葉はない。 思わせぶりな表現もない。 ひたすら、人間を書いている。 人間が自由を求め、あがく様が浮かぶ。 刈取っても刈取っても、草は繁茂することを止めない。 自由を阻むように。 誰もが、セイタカアワダチソウのごとく、未知の世界で根をはる…