バラまかれた金を拾い集める。(失踪266日目)
住民税非課税世帯給付金の案内が来た。
案内が来た私は、非課税世帯の世帯主であり、当然10万円を受け取るつもりだ。
私は、バラまかれた金はよろこんで拾う。
すぐさま確認書にサインし、返送した。
今月中には入金されるようだ。ありがたいことである。
これはある意味、日本の税制のおかげ。
日本では貯金がいくらあっても、貯金自体には課税されることがない。
貯金から得られるキャピタルゲインに対しては課税されるが、年間20万円以下は申告の必要がない。
要するに、「我が国においては働いて中途半端に収入を得ることが最も損」なのである。
日本の中間層は、日本の税制システムの中では勝てない。
無理ゲーってやつだ。
私はゲームに参加せず、奴隷制度の外側を生きている。
そこにこぼれ落ちてくる上澄みをすくって飲む。