完全失踪日記

Escape from another.

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

OUT OF MALAYSIA⑥ プール付きのホテルでだらだら過ごす話

マレーシアは快適だった。 日本の冬が一瞬で消えた。 日本の冬をマレーシアで過ごす長短をまとめてみた。 (良かった点) ①適度に暑い 思ったよりも暑くない。 日本の夏よりずっと過ごしやすい。 ②物価が安い 食費、交通費は日本の1/2。 ③食べ物が多彩 マレ…

OUT OF MALAYSIA⑤ マレーシア映画館で驚くべき2つの話

マレーシアで映画を観た。 驚くのは、その価格と映画館での人々の行動。 映画館は、いわゆるシネコン。 ショッピングセンタービルにある。 マレーシアでは、鑑賞価格が、曜日や時間で変わってくる。 午前中だったので、11RM(約330円)。 信じられない値段だ…

OUT OF MALAYSIA④ ただより高いものはない話

クアラルンプールには多数の美術館、博物館がある。 入館無料のところが多い。 無料だが、どこもガラガラだ。 無料の場合、受付で氏名と国名や電話番号などを記入する必要がある。 記入するため、記入している間に、話しかけられる。 「何処から来たのか?」…

OUT OF MALAYSIA③ 神の見えざる手の話

チキンバーガーを買った。 メジャーなフードコートの一角。 目玉商品だが、0.98RM(約27円)。 とにかく、食品は安い。 そして、交通費(電車、タクシー)も安い。 日本の半分程度だ。 この世界には、多くの神が存在し、その手も無数にある。 街には、物もら…

OUT OF MALAYSIA② 人々を欺き続ける秘密の話

マレーシアは多民族国家だ。 国教のイスラム教を信仰するのが60%。 仏教が20%、ヒンドウー教が10%。 其処ら中に、モスク、寺院が点在する。 写真は、ヒンドウー教の聖地。 バツウ洞窟。 巨大な洞窟の中に神々が祀られている。 二千年以上もの間、人々を魅…

OUT OF MALAYSIA① そこに夏はなかった話

マレーシアに夏はない。 年中、同じ気候だ。 だから、体に優しい。 年中、同じ景色だ。 だから、脳に優しい。 脳内の情報が上書きされなくなる。 意識の輪郭が曖昧になる。 時が失われていく。 それは、究極の愉楽。

夏への扉。 マレーシアへ出立する話

常夏のマレーシアへ。 さようなら冬の日本。 クアラルンプールに知人がいる。 彼は、仕事をリタイヤ後、移住したのだ。 もう10年になる。 なので、10年ぶりに会うことになる。 ゴルフ三昧、旅行三昧の生活らしい。 私とは、表面上の価値観がまるで違うが、ベ…

色んな意味で寂しい。映画「 スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を観た話

最初のスターウォーズが公開されたのが1978年。 小学生だった。 夢中になった。 スクリーン一杯に広がる、STAR WARSのロゴと、 ジョンウィリアムズのテーマソングに始まる物語にぞくぞくした。 40年経って、物語は完結した。 寂しいだけだ。 LONG LONG TIME …

冷たい雨。 無職という貴族の話

冷たい朝が嫌いだった。 雨の朝が嫌いだった。 冷たい雨の朝は最悪だ。 仕事に行くため、いつもの三倍のエネルギーが必要だ。 職場に辿り着くだけで、疲れ果てていた。 お金のために働くのは、不幸だ。 理由なく働くのは、不運だ。 私は、不幸でも不運でもな…

色、踊り、燃ゆる。 ゴッホ展での話。

どの絵も美しくなかった。 苦悩や恐れに満ちてさえいる。 その力に圧し潰されそうだ。 織りなす色彩の躍動に乱される。 自分が卑小に見える。 凝視することができない。 緑と黄のなす炎が燃え移りそうだ。

始まりはこの地。靖国神社に初詣する話

神も仏もない。 右も左もない。 だが、初詣は靖国神社。 始まりは、15年位前。 話題の靖国に出かけてみれば、 武道館を背に右翼が声高らかに謳う。 本物ヤクザがこぞって集い、大手を振って闊歩する。 全て、此処にしかない風物詩。 神前に頭を垂れる。 祈る…