完全失踪日記

Escape from another.

誕生日の孤独を想う話。

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私は、おとめ座である。

先週、53歳となった。

 

誕生日を自身で祝うことも、誰かに祝ってもらうことも、ない。

今年も、そうである。

「誕生日か」とは意識するが、感慨はほぼない。

 

子供の頃、誕生日に誕生日を祝ってもらう習慣はなかった。

(誕生日付近に特別な小遣いをもっらたりはしていた。)

サンタクロースが本当にいると、信じていた時期もない。

即物的なのだ。

人を物と考えてしまう。

結果、不遜となる。

 

客観的には、私は孤独であるだろう。

しかし、主観的には、私は孤独ではない。

或いは、上手く孤独を感じられないのかもしれない。

独りが寂しい、と思うこともない。

寧ろ、独りは心地いい。

 

これからも、自ら誕生日を祝うことはないだろう。

私は、独りが好きなのだから。