完全失踪日記

Escape from another.

あえて事故物件に住んでいる話(その2)

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今から2年前、すでに退職を決めていたので(時期は未定だったけれど、2~3年で退職しよう)、できるだけ安い物件に引越そうとしていました。

民間の賃貸を探すのと同時に、UR(ユーアールであーる、のCM)の空きを見ていました。

UR賃貸住宅公団住宅)は、礼金、仲介手数料、更新料、保証人が不要で、無職となる自分には向いていると思っていました。

ホームページを見ていると、特別募集住宅が目に留まりました。

これは、住んでいた人が亡くなった場合、次に住む人は1年間家賃が半額となる住宅でした。必ずしもそこで亡くなったのではなく、亡くなった人が住んでいる場合、もあるそうです。そこで自殺していた場合もあるそうですが、きちんと掃除はされるし、かえって綺麗なんじゃないかと。

どの場合でも、あまり気にはなりません。

 

それにしても、半額だとかなり安くなります。

半額期間を上手く使って半額URを渡り歩こう、ということまで考え始めました。URは全国にあるので、仕事を辞めれば全国を転々とできる、これはおいしい生活では?

ただ、首都圏のURは駅から少し遠いところが多く、不便です。

ホームページを見て、まあ妥協できる条件の物件を見つけ、(家賃35,000円、2K、駅から徒歩25分)URの店舗へ出かけました。

この時には、この物件があれば、ここに住むと決めていました。

平日の昼間だったので、比較的空いていて、すぐに担当者と話ができました。

「特別募集住宅」を紹介してほしい旨、話すと、首都圏にいくつかの物件を紹介してもらいましたが、ホームページで見たものはありませんでした。

紹介されたものを見みましたが、条件が合わなかったので、その日はあきらめて帰ることにしました。

5月の終わりだったので、物件が少ない時期ではあったのですが、それにしても選択肢が少なすぎる。

7月末には今借りている部屋の更新となるので、6月末には引越すか、更新か決断する必要があったのです。

 

(その3)に続く