終の棲家に最適? 無職にやさしいのはURであーる話
私が今住んでいるのは、URだ。
URは、独立行政法人(広い意味では国)が管理する賃貸住宅である。
URに住んで半年が経過した。
民間賃貸と比較して分かったことがあった。
(利 点)
①保証人が不要
保証人を確保できない人にとって大変ありがたい制度だ。
但し、緊急連絡先の記入は必要である。
私の場合は、家族の連絡先を書いた。
契約前後に連絡先に確認の連絡がいくわけではないので、虚偽を書いても大丈夫だ。
死んだときには連絡がいくのだろう。
②住宅管理が良好
居住地内、共用部分の管理、清掃がきちんとしている。
③更新料が不要
民間の場合、2年に一度更新し、その都度、契約と更新料が必要だが、必要ない。
一度契約手続きをすれば、何年たっても更新は不要で、無限に住むことができる。
④無職、無収入でも入居可能
無職の人でも入居できるのはリタイヤ人にとっては大きな利点。
その代わり、入居審査に、①家賃の100か月分の預貯金証明、②1年分の家賃を前払い、の何れかが必要になる。
つまり、無職でもお金があれば簡単に入居できるのだ。
(欠 点)
①家賃が割高
同じ条件の民間と比べて、2割位高い。
但し、2年毎の更新料が不要な点を考慮すれば、1割程度高いだけとも言える。
②居住者の平均年齢が高い
欠点といえないかもしれないが、年寄りが多い。
救急車がよくやってくる。
ここで死ぬ人も多いのだろう。
URは無職にやさしい。
とてもやさしいのである。
無職の最後の砦といっていいだろう。
たとえ、ここで孤独死したとしても、国に面倒をかけるだけだ。
終の棲家の選択枝の一つとして有望だ。