完全失踪日記

Escape from another.

終の棲家に最適? 無職にやさしいのはURであーる話

f:id:mujiuma:20201216122539j:plain

私が今住んでいるのは、URだ。

URは、独立行政法人(広い意味では国)が管理する賃貸住宅である。

URに住んで半年が経過した。

民間賃貸と比較して分かったことがあった。

 

(利 点)

①保証人が不要

 保証人を確保できない人にとって大変ありがたい制度だ。

 但し、緊急連絡先の記入は必要である。

 私の場合は、家族の連絡先を書いた。

 契約前後に連絡先に確認の連絡がいくわけではないので、虚偽を書いても大丈夫だ。

 死んだときには連絡がいくのだろう。

②住宅管理が良好

 居住地内、共用部分の管理、清掃がきちんとしている。

③更新料が不要

 民間の場合、2年に一度更新し、その都度、契約と更新料が必要だが、必要ない。

 一度契約手続きをすれば、何年たっても更新は不要で、無限に住むことができる。

④無職、無収入でも入居可能

 無職の人でも入居できるのはリタイヤ人にとっては大きな利点。

 その代わり、入居審査に、①家賃の100か月分の預貯金証明、②1年分の家賃を前払い、の何れかが必要になる。

 つまり、無職でもお金があれば簡単に入居できるのだ。

 

(欠 点)

①家賃が割高

 同じ条件の民間と比べて、2割位高い。

 但し、2年毎の更新料が不要な点を考慮すれば、1割程度高いだけとも言える。

②居住者の平均年齢が高い

 欠点といえないかもしれないが、年寄りが多い。

 救急車がよくやってくる。

 ここで死ぬ人も多いのだろう。

 

URは無職にやさしい。

とてもやさしいのである。

無職の最後の砦といっていいだろう。

 

たとえ、ここで孤独死したとしても、国に面倒をかけるだけだ。

終の棲家の選択枝の一つとして有望だ。