完全失踪日記

Escape from another.

あえて事故物件に住んでいる話(その4)

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ひとしきり有名不動産サイトを検索した結果、条件に合った物件が2つ見つかりました。2つとも、かなり破格な条件です。

その時住んでいた所から徒歩10分以内だったので、とにかく見に行くことにしました。

 

んー。見た目は良いとは言えません。

 

①家賃40,000・2K、2階建てアパートの2階、駅から徒歩10分。

②家賃37,000・1R、4階建てマンションの3階、駅から徒歩10分。

 

一度は2階建てアパートに住んでみたかったので、①に決めて不動産店に出かけました。

が、しかし、①は家を建替える方専用の賃貸住宅でした。

つまり、自宅を建替えるときは、一時的にどこか別のところに住む必要があります。

その方が一時的(せいぜい半年位)に借り住まいするための住宅でした。

だから、2Kとそこそこ広いわけです。

普通に住みたい、と聞いてみましたが、断られました。

 

URに続き、ここでもダメとは、引越すのが面倒くさくなってきました。

しかし、タイムリミットは後10日を切っています。

決断を急がないといけません。

 

選択肢は②一択となったのですが、心が折れているので不動産に行くことをためらっていました。

しかも、サイトを見ると、物件②は3階2戸、4階2戸の4つ空室があります。どれも家賃は37,000円です。

焦ることはないかと、思っていた時、実家から電話がありました。

「おじが亡くなった」と、

大変お世話になっていた方なので、急ぎ実家に戻らないといけません。

飛行機での帰郷となります。

実家に戻れば三日は帰ってこれません。戻ってもくたくたで引越しどころではなくなります。

「そうだ、不動産屋に寄ってから実家に戻ろう」

 

(その5)に続く