古市憲寿「百の夜は跳ねて」を市民プールで泳ぎながら考えた話
週に一度は、図書館とプールの組合せで過ごすことにした。
午前2時間、図書館で本を読み、その後1時間くらい市民プールで泳ぐ。
脳と体とをバランスよく使いたい。
今日は、気になっていた、古市憲寿「百の夜は跳ねて」を読んだ。
肩書が多様な彼がどのような文章を書くのか興味があったし、本屋でこの雑誌を見かけ、意味深な題名「百の夜を跳ねて」に惹かれていた。
一息に読んだ。
中身は、都会の孤独と孤独の話。
一文一文が短いからか、最初は読みにくかったが、すぐに慣れた。
著者は、テレビでの発言を聞いてても、ぐだぐだ話さず端的に本質を突いてくる。
長い文章は好きではないのだろう。
泳ぎながら考えても、朦朧とするばかりだ。
脳に酸素が不足しているのだから当然だが、なんだか心地いい。
泳ぎ終わったら睡魔が襲ってくるだろう。
芥川賞候補の「平成君さようなら」を読んでから、また考えてみよう。