完全失踪日記

Escape from another.

映画「MOTHER」から思う。母性とは所有欲である話

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映画「MOTHER」では、長澤まさみ毒親を怪演している。

観進めるにつれ、長澤まさみのイメージが薄れていった。

最後には「世界の中心で愛をさけぶ」の長澤まさみは消えた。

 

家族の関係性を描く物語は苦手だ。

どんな内容の物語であっても、常に哀しくさせる。

物語が、私の記憶を呼び覚ます。

 

 

 

私の親が毒親かもしれぬ3つの理由

①「私は、お前のことは死んだものだと思ってる」

 母からの言葉である。金を無心されたたが、無視した結果の言葉。

 就職してからは、ボーナス毎に一定額仕送りをしていた。

 どんどん、無心が増え、それを無視したら、職場にも電話がかかってくるようになった。二言目には、お前が食べるのに困らせたことはない、という。

 遊び金ほしくて無心してくるんだけど。

②「お前がもっと稼ぎがあればね、情けない」

 これも、母からの言葉。

③「どうして帰ってきた。」

 叔父の葬式に帰郷した時の、母の言葉。

 私のことは恥だと思っている。お金だけ送ってくればいい、ようだ。

 

お前は私のもの、だからお前の金は私の金、という理屈である

これが、毒の本体であろう。

 

母性とは所有欲と同義である。