2021-11-23 風が吹けば無職が笑う。(失踪188日目) 急に寒くなった。 寒いとよく眠れる。いつまでも寝ていられる。 目覚めても、時間を確認せず、二度寝する。 至福の時である。 寝たいときに寝て、起きたいときに起きる。 これこそが無職の最高の特権。 私は無職という名の貴族になったのだ。 卑しく、貧しく生まれた者が最後に得た豊穣。 寒かろうが、暑かろうが、関係ない。 早起きして、あくせくと働く者たち、ご苦労様。 私はニヤニヤして二度寝いたします。 そういえば、今日は祝日だ。 風の音で目覚め、眼下の世界がいつもより静かなのでそれに気付く。