完全失踪日記

Escape from another.

これは失踪の始まり?スマホの電源を切っている話

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1月初めからスマホの電源を切っている。

もう1ヶ月近く切りっ放しを続けている。

電話がかかってくることはない。

留守電機能をつけてないので、電話があっても着信履歴が残るだけだ。

 

こうなった理由は、昨年12月に退職した会社から着信があったからだ。

結局、数回着信があり、電話はなくなった。

全て無視したが、いやーな感じが残った。

もう過去にはかかわりたくない。

いや、もう人の世にはかかわりたくないのだ。

会社の人は、私に何かあったと考えるか、電話番号を換えたと考えるか?

わからないが、もうどうでもいい。

 

そう思い、年が明け、スマホの電源を切った。

心穏やかである。

 

 

ふと考える。

このまま、行方をくらまそうか、と。

仕事を辞め、東京を離れた。

 

このことは家族にも話していない。

家族にとって私はまだ東京で働いている。

私の仮想は現実と乖離している。

 

このまま、スマホを解約すれば、誰も私に(リアルな私に)たどりつけまい。

 

今、私は、軽い失踪状態である、とも言える。

このまま失踪するのもいい。

だが、何から逃げるのか?

私はこれ以上何から逃げるのか?

辛いことから逃げ、コロナから逃げ。

そうだ、現実から逃げるだ。

 

ただ、何かが追ってくれないと失踪とは言えない。

現実は私を追いかけるだろうか。

追わないとすれば、逃げる意味はない。

であるならば、これは失踪ですらないのかもしれぬ。

 

私は失踪すらできない。