2019-12-03 神との対話は大変だ。大嘗祭の宮を観た話 時事 旅 此処は、何もない広場だった。 家康も、想像しえない景色だろう。 建物は質素である。 おそらく、儀式にこのシンメトリー構造物が必要なのだろう。 神との対話は、難儀だ。 映画「未知との遭遇」を思い出す。 哲学者ロラン・バルトが、皇居をこう言出した。 「都市の中心は空虚である」と。 東京の中心に皇居の森がある。 大嘗宮の背後に、大手町のビル群が見える。 この時空を超えたコントラストこそ、神である。