平成の終わりに皇居を訪ねてみた話
平成が終わるので、皇居へ出かけた。
20年程前に一度訪れたので、2度目となる。
大手門から入ると、すぐに警察の検問があり、荷物のチェックをされる。
入場は無料だが、入園票を渡され、出るときに返さないといけない。
周りは半分くらいは外国人だし、裏面は英語で記載されていた。
内部は公園のようになっていて、芝生の上で寝そべっている人多数。
天守跡は何もなく、石垣だけが残っている。
天守跡から大手町のビル群を望む。
「この都市の中心は空虚である」フランスの哲学者ロラン・バルトの言葉だ。
ここに立ち、周囲を取り囲む近代的な建物を見渡すと、この地には何もないことを実感するしかない。
忘れ去られた空虚な空間だ。これが皇居。
元号が変わっても此処は変わるまい。
江戸城を再建する計画があるようだが、江戸城風のカジノ施設にでもすれば、日本は強くなろう。
大手町に近いし、繁盛する。