物語には毒が必要だ。夏の終わりに「天気の子」を観た話
公開されて1か月以上たつのに、混んでいた。
「君の名は」が健全だったからか、親子連れや、小中学生も多い。
新海誠は、「君の名は」以前、親子で楽しく見るような映画をつくっていない。
それとも、商業主義に迎合してしまったのだろうか?
興味は尽きない。
納得いかない点も多かったが、楽しく観れた。
映像と音楽が美しかった。
何より、結末に新海誠らしさが戻っていた。
物語の本筋でない所では、コマーシャリズムに屈服していたけれど・・・。
物語には毒が必要だ。
それでも世界は美しい、と思える程度の毒が。