東京大学・駒場博物館で面白い企画をやっていた話
駒場東大は、学生だらけですが、一般の人が犬の散歩をしていたり、子供たちが遊んでいたり、公園のようでした。出入口がたくさんあって自由に出入りできます。
構内にある、駒場博物館は無料でした。
企画展は2つ同時に開かれていて、
「美術本を本の世界で2」と「文字なき文明の名もなき名工たち」
同じ部屋が区切られて展示してあるのですが、「美術本」の方は会場の片隅に追いやられています。
「美術本を本の世界で2」は、全国の美術館、博物館、文学館等で催される企画展図録を収集したものです。今回は、2018年に新たに収集したものが展示されています。
面白いのは、集めたカタログでなく、
東京大学教養学部(学部1、2 年生)の演習授業の一端を見ることができたことです。
この授業は、実際に開かれている企画展(美術展など)を選んで、そのカタログを作らせる(説明書き、解説など)、というもの。
学生が作ったカタログが展示してありましたが、秀逸です。
かなり研究しないと作品の解説なって書けるわけがありません。
こんな教育を受けることができる人たちに嫉妬しましたが、こんな教育を受けた人たちと同じ土俵で戦うことはできないな、と思いました。
リタイヤしたし。