中国の青春映画(芳華)を見た話
連休が終わったので、リタイヤ人は活動を開始しました。
見たかった、中国映画(芳華)を見に行きました。
中国語で芳華は「青春」を意味します。
1970 年代、中国の軍で歌や踊りを披露し、兵士たちを慰労する歌劇団員の話。
最近の中国映画は、私の好みにどんどん近づいてきています。
人間や社会の陰部(きれいごとじゃない部分)を抉り出すので、結局暗い話になるのですが、そこがいい。
中国の青春映画(この映画)も例外ではありません。
ライトノベルを原作にした日本映画や韓国のそれとは違って、みんな幸せになることはありません。簡単に人が死ぬこともありません。
現実の青春には、楽しい思い出なんてほとんどないのです。苦悩だらけです。
でも、つらいことだらけの中に、ほんの少しだけ楽しい思い出があって、その記憶が後の人生を支えてくれたら、それは幸運な人生と言っていいでしょう。
この映画でも、皆苦悩に満ちた青春を送ります。
そして、静かに、人知れず、みじめに、年老いていく。