宇宙物理学者の仕事は、想像と検証作業である。
本質的には、SF作家と同じだ。
宇宙とは何なのか?宇宙を支配する法則はあるのか?
全ては、想像することから始まる。
想像が像を結ばなければ、次に進めない。
想像した姿が、相対性理論、量子論、天体観測結果と整合性があるのか?
数学的に妥当なのか、検証する。
検証の結果、最も妥当と考えられる宇宙論が採用される。
人間の考える宇宙は、想像から始まり、多数決で決定されているのだ。
可笑しな世界である。
人間の想像力と宇宙、どちらが巨大なのか?
進んでみないと解らない。