老に至る病。それは「はしか」である話
帯状疱疹(はしか)は、癒えてきた。
症状は、一般的な経過と合致したところが多い。
①右脇、背筋あたりに時折痛みが走る(やや鋭利な痛み)
②2、3日後に、背中に発疹を認める。触れると、ちくりと痛い。
③発疹が、拡大。脇下、肩にも。痛くて、左側を下にしてしか寝れない。
発疹部分を中心に熱発。体はだるい。
④発疹が水疱となる部分出現。かゆい。
水疱を潰すことに。潰すと、痒さがとれ、早く治癒するようだった。
しかし、これは、医学的にも賛否あるようだ。
⑤右の扁桃腺が腫れる。
水疱発疹はほぼ消失。かゆみは残る。
ーーーーー今はここ------
幼少時の「はしか」の記憶はおぼろだ。
再びの「はしか」に罹患し思う。
私は、神経の懐に麻疹ウイルスを抱えたまま、幼から老への旅を終えた。
或いは、病のまま、病に任せ、この世界をただ彷徨い続けた。
結局のとこ、憶えてさえない最初の発病から老いは始まっていたのだ。