完全失踪日記

Escape from another.

岡本太郎とは何者か? 青山にある記念館での話

f:id:mujiuma:20190729181140j:plain

岡本太郎記念館を訪ねた。

月曜日に開いている美術館は珍しい。

 

岡本太郎のアトリエを改築し、作品の展示スペースにしてある。

意図的なのか、説明もなく、雑然と作品が置かれている。

これが、岡本太郎らしい、ということかもしれない。

 

f:id:mujiuma:20190729181652j:plain

岡本太郎といえば、太陽の塔だ。

 

太陽の塔は、力強い。そして、美しい。

対称性に基づくバランスが、塔が放つ美の本質だと思う。

岡本太郎には珍しく、シンメトリーな作品だ。

恐らく、岡本太郎は、シンメトリーを美しいとは思っていなかった。

生々しく躍動する生命そのものが持つ力を美と思っていた。

 

胴を縦に切り裂く、動脈のような線はシンメトリーではない。