7月24日は、芥川龍之介が服毒自死した日。
92年前のことである。
原因は「僕の将来に対する唯ぼんやりとした不安」であるとも言われる。
時折、ふと、「ぼんやりとした不安」について想う。
私は、未婚で子供もいないので、残る人生のイベントは「自分の死」だけだろう。
既に「ぼんやりとした不安」はなく、あるのは「明確な不安」。
寧ろ、深刻なのは、仕事を辞めて失った「ぼんやりとした希望」である。
「不安」と「希望」との均衡が崩れた場合、
増えた「不安」を減ずる方法はあるのか?
減った「希望」の代わりはあるのか?