今さら、角田光代「愛がなんだ」を読んだ話
映画「愛がなんだ」を観たのは2カ月も前。
今も映画はロングランを続けている。
正直、多くの人が観る映画とは思えなかった。
今さらだが、原作に興味が沸いた。
映画をみた後、原作を読むのは珍しい。
映画の場面を思い浮かべながら、読み進める。
映像の印象が強すぎて、原作から受けるイメージの方を否定してしまう。
こういう本の読み方も面白い。
映画は、原作を優に越えていた、と思う。
言葉に頼らず、人と人との関係性が上手く描けていたからだ。
映像は強力だ。
原作は、2003年に書かれている。
当時としては新しすぎたのだろう。
2003年にこの映画が公開されていたなら、ロングランを続けただろうか?