働いていない今、旅する意味を考える話
旅は好きだった。
今になって思うと、旅は日常から逃亡するための行為だった。
その時の日常とは、働きつつ消耗していく状態、と定義しておく。
永遠に続くであろう、うんざりする日常からの一時逃避。
しかし、旅はすぐに終わり、日常へと引き戻される。
今はどうだろう。
仕事を辞めた今の日常とは?
実は、まだ定義できていない。
いまだに日常を模索している。
だから、旅に出ることにした。
未定義の日常を未定義の非日常から眺めてみたい。