東京都現代美術館に天才がいる話
美術に詳しいわけではないが、美術館に行くのは好きだ。
まれに、ものすごく心惹かれる作品に出合うことがある。
今日は、東京都現代美術館に立ち寄った。
当館は、約3年間の工事休館を経て、今年3月末にリニューアル・オープンした。
いわゆる現代美術は、表現の方法が多彩で、実験的な作品が多い。
斬新さや、面白味があって、観るのは楽しい。
そのような作品を期待したのだが、・・・。
期待を大きく裏切る絵画があった。
「中園孔二」
数点の作品が展示されていた。
熱量が桁外れ。他の作品が陳腐に見えてしまう。
作品に題名はない。
作者自身が、「この絵が何なのかということを、説明することは基本的にはできない」と言っている。
それはそうだと、納得。
「説明できるなら絵なんか描かない」だろうし。
残念ながら、2015年、25歳で夭折している。
バスキヤやピカソに軽く匹敵。
いいものを観ることができました。
ただ、私がほめてもね。