村上春樹の最新短編「三つの短い話」を読んだ。
正直、何?と思った。
いつものことだが、謎を謎のまま放置。
放置の仕方も工夫がない。
これで本当にいいの?
表紙に「村上春樹」と大きく入れれば、雑誌は売れるのだろうか?
落胆し、本を書棚に返そうと思ったら、
すぐ後に、石原慎太郎が短編を書いていた。
つい読んでしまう。
「老いは受け入れたが、死は受け入れられない」心情を露土する内容だった。
自分はどのような死を迎えるのか?
そればかり、考えている。
かつての自信満々の姿が重なることはない。
奇妙な小説、であった。